寝たきりになってしまった患者さんは関節がすぐに硬くなり、動かすことで痛みを伴います。
そのまま放置しておくと廃用性症候群を誘発したり、オムツ交換が 困難になったりと様々な問題が発生します。
マッサージをする事によって
血行促進・リンパ液の流れを良くし、関節や筋肉の硬さをほぐすことで、疼痛の緩和、むくみの改善ができます。
食事や更衣や排泄などの日常生活動作(ADL)の維持・向上を目的として行ないます。
関節可動域訓練(関節の動く範囲を広げる訓練)をする事によって関節の可動域改善や衣類の交換が楽になります。
座位保持(座ったままの姿勢を保持します)ができる様になれば意識レベルの低下も改善してきます。
離床訓練(ベッドから立ったり移動したりします)ができるようになれば、日常生活においての不自由さがだいぶ減ってきます。